一般社団法人ぶどうの木

ぶどうの木は農福連携を千葉県で行っている一般社団法人です。私たちは「農業」と「福祉」の連携を通じて障がい者が農業分野で役割を担い、働く場所の確保や担い手不足の解消、賃金(工金)の向上など、社会進出の基盤を構築する活動を行っております。


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※テキストはWikipedia より引用しています。

近年、農業と福祉業界で注目されている、農福連係という言葉をご存知でしょうか。この農福連係とは、就労出来る障がい者等が農業の分野での就労を通じ、自己の尊厳を取り戻す事により社会参画をスムーズにするという取り組みです。就労をする障がい者側はそうしたメリットがありますし、農業経営者側には人手不足を解消出来るというメリットがそれぞれ存在します。人手不足により途絶えそうに担った伝統的な農業が、この農福連係の取り組みにより消滅を免れたという例もあります。国も最近ではこの農福連係を浸透させる宣伝等を盛んに行うようになり、次第に補助金や支援制度を使う農業経営者等も増加傾向にあるようです。この農福連係が注目されている理由は先に書いた理由以外にも、日本の食料自給率のこれ以上の低下を食い止めるという意識の高まりもあります。2018年の農林水産省の集計したデータによれば、日本の食糧自給率はわずか37%にとどまっています。食料自給率の低下は、農業等の一次産業の競争力の低下や経営難を生み出す他、国民の安全な食への意識の低下等も懸念されます。それに加えて日本を取り巻く状況の変化等により、食料自給率がこれ以上下がるのを食い止め、少しずつでも上昇させようという動きが農福連係にスポットが当たる要因とされています。さらに、農福連係には、人同士の交流を盛んにするという狙いもあるようです。特に過疎地域と言われる自治体では、外部の人との交流がほとんど無い事により、自治体自体の活気が低下するというケースも見受けられます。農福連係により、障がい者や支援する職員が自治体に入る事により交流が生まれ、自治体・人共に活気を取り戻すという狙いもあります。最近では、農業分野以外の企業が使用されていない農地を借りたり買い上げて、そこで農福連係をするケースも増えて来ました。今後もこうした流れは加速していくとみられ、農業・福祉分野の双方にとってのさらなる相乗効果が期待されています。
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